海峡の光 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2000年2月29日発売)
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本棚登録 : 1678
感想 : 165
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恋愛小説のイメージが強く、学生のころに「クラウディ」一冊読んだきりで、その後ほとんど読んだことのなかった作家でしたが、今回この作品を読んでイメージが変わりました。
こんなに硬質な(古風な?)文体で書かれているとは思わなかった。
いじめられっ子だった主人公が少年刑務所の看守、いじめっ子だった花井が受刑者として刑務所で再開する話。
主人公の心の葛藤が延々と続き、希望という「光」も見いだせない…読後感の重い作品でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2016年8月13日
読了日 : 2016年8月13日
本棚登録日 : 2016年8月13日

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