【内容】
筆者の考える、娯楽小説の書きかた。
筆者の著作を例として交えつつ語ります。
【類別】
脚本構成、人物造形、舞台設定、他。
娯楽小説の執筆をするためのものです。
【着目】
執筆手法における具体例として自著を引っぱってくる箇所は多々ありますが、詳述せず物語の核心に触れません。ゆえに、自著を作者の目線で細かく解体しながら娯楽小説のつくりかたを示す内容を期待する人にはお薦めできません。
浅く広く自著の宣伝をされたり、軽い読物として楽しみたい人には適しているでしょうし、あるいは、この筆者の目線で執筆の基礎を簡潔に知りたい人にはお薦めできます。
追い風は、頁46「組織というものがどう動いているのか、いかに理不尽なものなのかをリアルに描けるのは、やはり経験した人の特権だ。そこには人間社会の縮図があり、作品を書く上で必ず役に立つ」。
【備考】
このレビューは初版に拠っています。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
付
- 感想投稿日 : 2017年3月27日
- 読了日 : 2017年3月27日
- 本棚登録日 : 2017年3月27日
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