2/3まで読んだ。
アパルトヘイト末期の南アフリカの家族達を淡々と書かれているのかと思ってたが、白人側の黒人や自国に対する複雑な心情が繊細に描かれていた。
今まであまり意識してこなかった異国の地の話だが、登場人物が生活してきた風景を想像し、生き方に想いを巡らせることで新しい世界を知ることができた。
この国や、この時代に生まれていなければ彼らはもっと違う生き方ができたかも知れない。
現在とは全く違う価値観の中にあった時代だが、つい数十年前に当たり前に存在していたものだと考えると、今の日本からそう遠くもないことなのかも知れないと感じた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年7月9日
- 読了日 : 2024年7月20日
- 本棚登録日 : 2024年7月8日
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