羅生門

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本棚登録 : 528
レビュー : 50
著者 :
ひだかおさん 93日本文学、小説・物語   読み終わった 

平安末期が舞台。鬱々とした気味の悪い情景が浮かんでくる。
餓死するか、盗人になるかの選択を迫られる下人。人を悪にするのは、環境なのか、他人との比較なのか。自分の行為を正当化できる理由があれば、悪になってしまう人間の弱いところが書かれている。そして、自分のしたことは、また自分に返ってくる。そんな負の連鎖を感じさせる。
外には、ただ、黒洞々たる夜があるばかりである。下人の行方は、誰も知らない。
最後の2文が下人の今後を想像させる。下人は黒洞々たる夜に飲み込まれてしまった。

レビュー投稿日
2019年10月23日
読了日
2019年10月23日
本棚登録日
2019年10月23日
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