珍しく切り上げ評価。
本当は3.8くらい。でも、それを三つ星にするには、雰囲気ありすぎな1冊。
謎解きの側面もありますが、厄介な人と関係を持って、困るお話…この時代のフランスの作品で時折(かなり?)見かけるモチーフ。
それから、本作最大の魅力は画家のマリオンが飼っているゲパール(チーター)のニエテ。哀しい運命を辿りますが、猫好きにはたまりません。大型猫…
そして主人公(獣医のフランソワ)は、いい人だけど、あかんたれ…全12章中11章が彼のぐるぐるを聞かされ続けます…疲れる。さらに12章で、あることがらの真相が明らかに。ま、だいたい想像してましたが。
しかし、フランソワのぐるぐるは、しつこかった…でも、現実世界で不倫などをしていて、関係を清算したい場合はそんなものかも…ですね。
この作品をどうして読もうとしたかは忘れてしまったけれど、読み始めて、大好きなとあるコミック(短編)のモチーフだとわかり、うれしくなりました。
古書で購入。薄いのになかなか50ページ以上読み進まず、10年近く漬け込まれていました。(自分もぐるぐる(笑))
無事読了でき、ほっ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年7月9日
- 読了日 : 2024年7月9日
- 本棚登録日 : 2022年1月4日
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