一人の人間の中にも矛盾があるけど、それをどのくらいの人が意識しているか?それを思うと人間なんてやっていられなくなるから、普段は頭にのぼらないだろう。
本書のタイトルは、その事を考察しているものと思い読んでみた。
「社会本能」と「階級本能」という考えが披露されているが、社会本能の方は、贈与論を連想させた。でも自分は本能というより、苦難の末に編み出された"仕組み"ではないかと感じる。だから時代に合わないと廃れてしまうのではないか?
しかし、現代から見ると、"予言"みたいな文もあって興味深いところもあった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
思想・哲学
- 感想投稿日 : 2023年11月4日
- 読了日 : 2023年11月4日
- 本棚登録日 : 2023年10月31日
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