叡山の麓、坂本からこの旅は始まる。叡山を造った、最澄は、坂本の生まれとの由。平安時代を代表する宗教人、最澄と空海。
司馬遼太郎は、空海とい天才肌の巨人を題材に、空海の風景を描いている。そして最澄という秀才肌で、かつ、悩める知識人(?)を題材に、この叡山の諸道という作品を紡ぎだしたのではと感じられる。叡山と京都との関係、そして、最澄の流れからは、多くの偉大な宗教人(法然、親鸞、栄西、日蓮等)が輩出されたことは、叡山創業(?)の最澄の人柄によるところも多いのかも知れない。改めて辿る、叡山の歴史であります。あわせて、五木寛之さん、百寺巡礼(延暦寺)は、いかがでしょうか。
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- 感想投稿日 : 2014年6月8日
- 読了日 : 2014年6月8日
- 本棚登録日 : 2014年6月8日
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