ずーっと知ってたけどずーっと読んでこなかった本。
そしてドラマ「35歳の少女」でモチーフとなっていたので手に取った。
児童文学作品だからすぐにさらっと読めるだろう…と思っていたけど、360ページという、小学生が読むにはかなーりボリュームのある本だった。
だけどハリーポッターとか読むんだし、本好きな子にとっては大したことないのかな?
時間が「聴こえる」女の子モモが、時間どろぼうに立ち向かう冒険小説。
時間の大切さと、想像力の大切さ。
子どもの頃よくしていた「空想」って、大人になるにつれいつのまにか全然できなくなったなあと気づく。
誰にも操られない、自分だけの時間を大切にしよう。
自分でしっかり操れるようになろう。
子ども向けに限定してしまうにはもったいないくらい濃い内容で、むしろ忙しい現代社会を生きる大人向けの作品のように思えた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
岩波書店
- 感想投稿日 : 2021年3月15日
- 読了日 : 2021年3月15日
- 本棚登録日 : 2021年3月15日
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