西郷どん! 後編 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2020年12月24日発売)
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本棚登録 : 71
感想 : 3
5

西郷隆盛が明治維新に重要な役割を果たしたということは教科書の歴史で知っていたのですが、ここまで中心にいたというのは知りませんでした。最後のほうは薩摩に下野して百姓として生きようとしましたが、それでも最後は日本の将来のために死んでいく。現代の日本に多大な影響を与えていたのがわかりました。
隆盛が下野すると薩摩出身の男たちがみんな辞任して帰還したといいます。隆盛の人望の厚さを息子の菊次郎が隆盛を「ハーメルンの笛吹き」に例えていたのが印象的でした。
この小説では、西郷隆盛の性格や感情を描いているのがとても興味深く、勝海舟のなめらかな標準語が気に食わずその言葉で斉彬の話をしてほしくないと思ったり、男尊女卑がとても強い薩摩人だけど、妻や妾を大事にしたり。聖人とは違うけども人間臭い隆盛の人柄を味わうことができました。

薩摩は鹿児島、長州は山口県、土佐は高知県。江戸からだいぶ離れている場所で維新は盛り上がっていたのだなとしみじみ感じました。小説内でも西郷隆盛はちょくちょく薩摩から京都や江戸に移動している印象です。新幹線も飛行機もない時代に移動も大変だったのでは。。。と思いましたが、
薩摩藩は幕末期には多くの蒸気船を所有していたので、移動は短時間で済んだみたいです。
https://www.kagoshima-kankou.com/feature/segodonguide/history
西郷隆盛から明治維新を理解するのもいいものですね。巻末の対談も面白かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年10月23日
読了日 : 2022年10月22日
本棚登録日 : 2022年9月12日

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