SQLの苦手を克服する本 データの操作がイメージできれば誰でもできる (Software Design plusシリーズ)
- 技術評論社 (2019年8月26日発売)


生島氏はその挑発的な発言ゆえネットではあまり評判の良い人物ではありませんが、この本はマトモです。内容はどれも開発者なら当然知っているべきことばかりですが、こうしてまとまって本になっていることに価値があります。類書もあまり見たことがありません。現場あるあるに絡めた会話形式も読みやすいです。それは共著者の開米氏の力でしょうか。良書と思います。
ただし、5章はポエムです。無邪気にDB設計後回しストアド採用などしたら危険すぎます。DOAの思想はいささか古びてはおりますが、今でも軽んじるべきではありません。また、ストアドはクラサバ時代に多くの人が痛い目見てます。それは元コボラーの開発者がSQLを理解できないからではありません。
ひょっとするとクラウド時代のノーコード・ローコード開発はAPIファーストに近いものかも知れませんが、別物です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2022年1月5日
- 読了日 : 2022年1月5日
- 本棚登録日 : 2022年1月5日
みんなの感想をみる