ブランディングの科学 [新市場開拓篇] エビデンスに基づいたブランド成長の新法則

  • 朝日新聞出版 (2020年8月20日発売)
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感想 : 12
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1.前著「ブランディングの科学」を読んでおり、続きが気になったから
人口減少を迎えている日本にとって、新市場の開拓は非常に難しい問題となっている中で、どのようなやり方で新市場を開拓していくのかを参考にする

2.ブランドは浸透率によって生み出されるものである。近年は、ロイヤルティを高めることこそマーケティングの王道とされてきた。しかし、ロイヤルティが高い顧客に対して、購入回数を増やすことは非常に難しい。なぜなら、元々購入回数が高いため、それ以上に購入することはかえって不必要ななるからである。つまり、ロイヤルティへの過度の依存は危険だということである。
そこで、ブランドを形成するにあたっては、市場でどれだけのシェアを占めているか(どれだけ認知されているか)ということが重要である。大きくシェアを占めることで、顧客との接触機会が多くなり、購入機会も自然と増えていく。現代はモノにあふれており、消費者は無意識で商品を選択していることが多くの研究結果で示されている。つまり、顧客に対して、自社の商品イメージを植え付けておくことが第一である。それを踏まえたうえで、初めてブランドが形成されていくという主張になっている。

3.正直なところ、前著ですら50%ほどの理解だったので、まだまだ理解不足です。自分のイメージとしては、一部のロイヤルティが高い顧客への依存はすぐに限界を迎えるため、常に新規顧客を獲得していく必要がある。そのためには、市場でどれだけ商品が認知されているのかを重視しなくてはならないというざっくりしたまとめになってしまいました。1人の購入回数には限度があるため、購入機会を増やし、牌を増やす?という戦略が良いのではないかと思っています。
まだまだ、理解不足なので、何度も読み直し、自分なりのマーケティング戦略を確立していきたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年10月11日
読了日 : 2020年10月11日
本棚登録日 : 2020年10月11日

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