木暮荘物語 (祥伝社文庫)

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本棚登録 : 3589
レビュー : 407
著者 :
おこめさん 小説   読み終わった 

 木暮荘の住人とその周りの人々の連作短編集。特に印象的だったのは死ぬ前にもう一度セックスがしたいおじいさんの「心身」と、子どもを生むことができず複数の男とセックスする女子大生の「ピース」。両者とも誰かに求められたいという気持ちが強いのであって、その形は実は必ずしもセックスじゃなくてもいいのだと感じる。だからこそ話し相手ができただけで心が落ち着いたり、自分を必要として生きる赤ちゃんを慈しんだりするのだと思った。世間の恋愛や性にまつわる固定観念へ疑問を投げかけ、問題自体はヘビーだけど、読後感は軽やか。

レビュー投稿日
2015年12月20日
読了日
2015年1月13日
本棚登録日
2015年12月20日
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