ライ麦畑でつかまえて 新装版

  • 白水社 (1985年9月1日発売)
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本棚登録 : 270
感想 : 30
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 ホールデンのクレイジーさは思春期独特の潔癖からきているんじゃないかと思う。人や物や世の中を痛烈に批判してみたり、それらに反抗してみたりするけれど、その裏には確固たる理想や「こうでなければならない」といった信念があるように感じた。それらが正解かどうかは別にして、それらを越えることでホールデンはこれからだんだんと大人になっていくんだろうなぁ。そしてクレイジーでありながら家族愛溢れるホールデンにいつの間にか惹かれた。この本、思春期の頃に読めばもっとよかったかもなぁ、と思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学
感想投稿日 : 2015年11月29日
読了日 : 2012年6月17日
本棚登録日 : 2015年11月29日

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