青い眼がほしい (ハヤカワepi文庫)

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本棚登録 : 491
レビュー : 39
制作 : Toni Morrison  大社 淑子 
月さん  未設定  読み終わった 

大学の授業のために読みました。
黒人の少女が白人に憧れ、その結果黒人の少女が狂ってしまう話。
読んでいてかなり辛い描写が多かったです。
アメリカ中西部が舞台になっているだけあって、
その当時のアメリカを色濃く映しているなと感じました。
今となっては、差別はダメだという考え方が一般的で常識になっていますが、
そうでなかった時代もある、今があるのはこういう差別を受けた方々の努力があってこそだということを理解できる作品だと思います。

本書の一文にある、
「白人の眼のなかに嫌悪でふちどられた空白を創りだしたもの、その原因となるものは、彼女が黒人だという事実だった。」
なんて悲しくて、恐ろしくて、辛い事実なんだろうと、
ただ肌の色が違うだけで存在も認められないなんて、
と。
この作品は、
黒人差別をした白人を責めるようなことはかいておらず、
ただ淡々と事実を述べる形式で進められます。
このことがより一層、どの差別反対を表現した作品よりも心に響いた理由かなと思いました。

レビュー投稿日
2019年4月22日
読了日
2019年4月22日
本棚登録日
2019年4月22日
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