半島を出よ〈下〉 (幻冬舎文庫)

3.89
  • (346)
  • (361)
  • (343)
  • (38)
  • (17)
本棚登録 : 2884
レビュー : 219
著者 :
910ooooさん  未設定  読み終わった 

とんでもない傑作だった。

そもそも、カバーに使用されている空撮の地域で高校までを過ごしたという身である。自分が育った馴染みのある地域や場所、母校なんかも作中にバンバン出てくる。何より物語は実家の最寄り駅名でもある場所で幕を閉じる。野球観戦に何度も福岡ドームに足を運んだし、そのついでにシーホークやホークスタウンに立ち寄ったことも数知れず。
まさしく、実際に目にするかのように「情景が浮かぶ」わけだ。「あの道を通って、あそこから侵入したのかぁ。。。」てな具合に。
そういう意味でも、もはや他の小説なんかとは比べものにならないくらい自分の中では特別な読書体験・小説になったわけだ。

村上龍作品の中でもおそらく、最もページ数があり、膨大な情報量が詰まった作品だと思う。その作品の舞台が自分の地元という。
こんな幸運な偶然って、そうそうないと思う。

レビュー投稿日
2014年10月9日
読了日
2014年10月6日
本棚登録日
2014年9月6日
1
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『半島を出よ〈下〉 (幻冬舎文庫)』のレビューをもっとみる

いいね!してくれた人

ツイートする