長峰の最愛の一人娘であり、唯一の肉親の絵摩が死体となって荒川から発見された。未成年少年グループにレイプされた末、遺棄された。しかし、少年グループに仮に罪が認められても、軽い刑罰で済んでしまうというのが最大の問題点でした。そこで、長峰は自らの手で復讐をすることを決意する。
この本のテーマは、正義とはなんということかが問われます。他人から見ると未成年は更生するために罪は軽いほうがいいのではと思うのですけど、被害者遺族からみたら罪は重くあってほしいものですよね。すごく重いテーマでした。
やっぱり後味が悪い。でも、その分余韻に浸ることが出来ました。テーマが重いだけあってやっぱり、目を背けたくなるようなシーンが有りました。文章なのに頭で映像となって本当に許せない気持ちになりました。そう考えると長峰の選択は正しかったのか正しくなかったのかと思うと私は正しかったかもしれないなと思いました。
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- 感想投稿日 : 2024年12月13日
- 読了日 : 2024年12月12日
- 本棚登録日 : 2024年12月12日
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