鼻/外套/査察官 (光文社古典新訳文庫)

  • 光文社 (2006年11月20日発売)
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「我々は皆ゴーゴリの「外套」から生まれ出でたのだ」
              ドストエフスキー
 ペテルブルクに住む下級役人アカーキー・アカーキエヴィッチの悲哀と怒りが伝わる…だけでは終わらない「外套」
 八等官コワリョーフの鼻が消失するシュールな「鼻」
 どうやら本物の査察官と間違われたらしいと気づいた素寒貧のフレスターコフは市長達の弱みに付け込み…「査察官」
この作品はゴーゴリの代表作3作の共演で、作中ではやたらとペテルブルク、ペテルブルクいってるのだがべらんめいな落語調なため江戸の町が舞台にしか見えず、ロシアの雪ではなく忠臣蔵で降るような雪がちらつく。こんな所で脱ロシアしなくても…
訳は分かりやすいが色々台無しな残念な作品だった。訳者による解説は良かったのが救い。


読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年12月1日
読了日 : 2023年12月1日
本棚登録日 : 2023年11月24日

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