ナースの卯月に視えるもの (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2024年5月8日発売)
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感想 : 105
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帯の「号泣しました。」は、私は全くなし。
最後まで静かに読み終えた。
卯月が白衣を着たときだけに見える「思い残し」。
この手の小説で、亡くなった後に何かが見えるというのはよくあるけど、患者さんが入院中に…というのは初めてのパターン。
やっぱり、生きているうちに「思い残し」はなくなった方がいいなと思う。
作者の秋谷さんは元看護師さんということで、病気のことや処置の方法の描写は、なかなかリアル。
卯月が中堅看護師になるタイミングで終わっているので、続編が出たらいいな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年6月15日
読了日 : 2024年6月14日
本棚登録日 : 2024年6月14日

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