ドゥームズデイ・ブック(下) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-5)

  • 早川書房 (2003年3月15日発売)
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感想 : 62
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コリンの大叔母である医師メアリや、いやーな野心家ギリクリストがあっさり死んでしまったのは拍子抜けしたが、死ってそういうものかも。
ペストの蔓延するなかで病人の血で汚れることも厭わずローシュ神父とともに奮闘するキヴリンは、原作版風の谷のナウシカを彷彿とさせたし、コリンは12歳らしく溌剌としてて良かった。無事に現代に戻ってから病院で怒られるんだろうなぁと思うとちょっと可笑しい。
絶望的な話なのに、読後感はとてもよかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年12月30日
読了日 : 2018年12月30日
本棚登録日 : 2018年12月25日

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