海と炎の娘―イルスの竪琴2 (1980年) (ハヤカワ文庫―FT)

  • 1980年6月30日発売
3.50
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本棚登録 : 28
感想 : 3
4

モルゴンの想い人レーデルルが主役。男だらけだった前作とは一変して3人の女性が揃い踏み、華やかな雰囲気だ。とくにトリスタンは兄に似たか、頑固な女の子という感じで可愛い。

モルゴンて両思いだったのかーなどと少女漫画みたいな感想は置いといて、レーデルルという女性は行動力があって非常によろしい。モルゴンと同様不思議な力を秘めていて、次第にその能力に目覚めていく過程がまたなんとも。

モルゴンの足跡や消息を追いつつ、旅を続けるレーデルル。モルゴンの姿は見えず、モルゴンを心配しながら一緒に旅をしている気分になった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー・SF
感想投稿日 : 2010年9月20日
読了日 : 2010年9月11日
本棚登録日 : 2010年9月11日

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