とんがり帽子の小人たちやステンドグラスのような作品で〔影絵ね、本当は〕印象が残る藤城清治さん。
そういえばしばらく作品を目にすることがないなあと思っていたら、ここ数年、またお名前をよく見かけるようになりました。
私の印象に残ったのは、おそらく『暮しの手帖』で目にしていたから。
藤城さんが描かれる日本の風景に、寂しさと楽しさを同時に感じられる作品だなあと感じました。おそらく、今の自分の気持ちも反映されているからだろうけれど。
ファンタジー作品は、遠目で見て楽しく、至近距離で詳細な部分をみて面白さを感じます。そして、作品に登場している動物たち、小人たち、そして小鳥たちの動きや表情から、鳴き声、さえずりの声ではなくむしろ、台詞を発し、あるいは、言葉を交し合っているように感じてしまうのは、影絵作品故でしょうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2014
- 感想投稿日 : 2014年2月17日
- 読了日 : 2014年2月17日
- 本棚登録日 : 2014年2月17日
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