ガリヴァー旅行記 1: 小人国大人国 (岩波少年文庫 3002)

  • 岩波書店 (1968年4月25日発売)
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感想 : 1
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人間って自分がいる環境に埋没し、尚且つ、そこにあることを思考停止したまま受け入れるだけの生活をしがちだけど、この物語ではガリヴァーが「小人国」「大人国」というガリヴァーの常識が通用しない世界に放り込まれることにより、私たちが思考停止しがちな様々な問題を浮き彫りにしてくれます。  

大人国の王様がガリヴァーとの会談で、イギリスの政治制度に対する質問をする場面などは、なかなかの圧巻で、「リスク管理」の原点はここにあり!といった趣さえあります。

かなり意味深だなぁと思ったのは小人国(リリパット)では、身体こそ小さいものの小人国の人たちが思いのほか凶暴で、次に訪れた大人国(プロブディンナグ)では、立場は変わって今度はガリヴァーが小さいわけだけど大人国の人から見るとそんな彼がかなり凶暴に見えたというくだりで、人間の卑小さとその小さな存在の持つ凶暴性を見事に暗喩しているなぁ・・・・・と。

(全文はブログにて)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 岩波少年文庫
感想投稿日 : 2011年9月2日
読了日 : 2011年9月1日
本棚登録日 : 2011年9月1日

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