バレエものがたり (岩波少年文庫)

  • 岩波書店 (2011年2月17日発売)
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本棚登録 : 70
感想 : 10
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KiKi はバレエというものを劇場なんかでは観たことがありません。  「バレエ音楽」には少しは精通しているという自覚があるのですが、正直なところ舞台芸術としての「バレエ」にはさほど興味を持つこともなく、この歳まで生きてきました。  東京から群馬にメインの生活舞台を移すことを検討し始めた時にも、「コンサートやオペラを今までのように気楽に楽しむことができなくなるなぁ・・・・」とちょっぴり残念に思えたけれど、「バレエが観られなく」というような発想は頭の片隅を過ることさえありませんでした。  そういう意味では「バレエ音楽を聴くためにバレエのあらすじを知っておこう!」と考えたことはあっても、オペラほどには真剣にそのシナリオを理解しようとしたことがありませんでした。

今回読んだこの本は「随分昔に、一度はあらすじとして何か(その多くはレコードのライナーノーツだったりする ^^;)で読んだことがある物語の復習編」という感じで楽しむことができました。  チャイコフスキーの3曲(白鳥、美女、くるみ割り)こそ、かなりはっきりとあらすじを覚えていたけれど、「ジゼル」「コッペリア」は「こんな話だったっけ??」状態だったし、「火の鳥」は管弦楽版から入った KiKi だけに物語としてちゃんと認識したのは今回が初めてだったと言っても過言ではありませんでした。


かなり簡単に、子供向けに、あらあらのあらすじを描いている本だけに、正直なところ物足りなさがないわけじゃないけれど、「小学2,3年以上」という対象年齢を見ればまあ、こんなものかな・・・・と。  1か所だけいわゆる校訂ミスと思われる「ですます体とである体の混在」があって、正直リズム感を著しく壊していたのが、大人向け本であればいざ知らず、子供向け本としてはちょっとひっかかりました。  普通の小説でも気になることではあるけれど、これはバレエのお話であるだけに、リズム感は大切にして欲しかったなぁ・・・・・。      

表紙の絵と言い、扱っている題材と言い、どう見ても「女の子向けの本」という仕上がりになってしまっているのがちょっぴり残念かも・・・・・。  でもまあ、題材が題材だから幼少期の男の子には興味の湧かない世界かもしれませんが・・・・・・。

(全文はブログにて)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 岩波少年文庫
感想投稿日 : 2011年7月9日
読了日 : 2011年7月8日
本棚登録日 : 2011年7月8日

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