いやはや、こうやって「少年文庫」とはいえ日本の古典を読んでみると、いかに KiKi が「絵本 or おとぎ話」以来、母国日本の民話から離れていたのかを改めて実感させられますねぇ。 同時にここに収められている47編の物語のうち、半分以上は生まれてこの方読んだこともない物語ばかりで、正直なところ「日本人としてこれでよかったんだろうか??」と思わずにはいられなかったりもします ^^; 特に KiKi の場合は国語の授業や古文の授業で勉強した物語以外は、ホント、おとぎ話でしか日本の民話と接してこなかったからなぁ・・・・・。
特に宗教心の薄かった(今も?) KiKi にとって仏教やら神道やらをベースにした物語は説教くさかったりすることもあって、本当の意味で「お子ちゃま」だった時代はともかくとして、ある程度自意識が目覚めてからは「抹香臭いお話」とばかりに敬遠していたようなところがあります。 お坊さんやら聖やら稚児さんやらが出てくると、それだけで「ああ、その手のお話ね・・・・」と切り捨てていたとでも言いましょうか・・・・。 でもね、同じように説教くさいはずの「メルヒェン」とか「聖書をベースにした物語」とかに関しては「説教くさい」とは感じつつもその後何年間もそれなりに親しんだのは何でだったんだろう??? 今回、この物語を読みながらそんなことをつらつらと考えていました。
(全文はブログにて)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
岩波少年文庫
- 感想投稿日 : 2011年11月21日
- 読了日 : 2011年11月20日
- 本棚登録日 : 2011年11月21日
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