北朝鮮難民 (講談社現代新書 1621)

著者 :
  • 講談社 (2002年8月1日発売)
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豊富な現場取材をもとにして「北朝鮮難民」事情を記述した良書である。配給制度を事実上崩壊させ、国民の食料にアクセスする権利・能力を剥奪し、350万人もの餓死者を出した北朝鮮。延べ100万人もの北朝鮮人が越境し、10万人が難民として中国東北部などに身を寄せているという現実を理解した。また越境・中国での潜伏・韓国への亡命の厳しい現状についても把握できた。「中国潜伏の北朝鮮人は難民と規定されねばならないこと」および「帰国事業に積極的だった朝鮮総連は帰国者の人権擁護を実施するべきであったこと」という著者主張に同意できた。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2006年3月25日
本棚登録日 : 2006年3月25日

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