世界最大の気象情報会社になった日

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  • 講談社
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オーシャンルーツという、海洋の天候を調査し、船舶の安全を守る世界最大の会社が昔あった。

この本の著者は、日本の木材商社を経て、その日本支社の支店長になった。米国オーシャンルーツの改革を成し遂げようとするが、志半ばで敗北。その後、同社の赤字部門であるメディア部門を買い取り、会社を立ち上げる。

現在、千葉に本社を置く世界最大の民間気象会社
ウェザーニューズである。
オーシャンルーツ社は、数年前、
かっての一部門だったこの会社に買収されている。


僕達の知りたい天気予報とは、どんな天気だろうか。


運動会が雨で中止になるか否かを前日に判断し、お弁当作る決断をしなくてはいけない店主。
県内全域に大雨洪水警報が出る中で、非番のスタッフを呼ぶ費用をかけてまで
召集するかしないか判断しなくてはいけない責任者。

彼はそういった局地的な、細かな人々のニーズに応える仕事をしてきた。

気象法では、かって、気象庁の正式発表以外で「晴れ」「雨」「曇り」など、
予報をしてはいけないという決まりがあった。

この会社は、「洗濯指数」「不快指数」「ピクニック指数」など、
天気に関する新たな指標を次々に作っていった。

顧客と共に。
Customornologyという言葉は、彼が国連の気象学会で話したことばであるが、
人々の天気へのニーズを捉えていくという姿勢は、
今までにない気象に対する発展を呼び込むことになるように思う。

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カテゴリ: 自然科学
感想投稿日 : 2009年3月15日
本棚登録日 : 2009年3月15日

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