安らぐ家は「間取り」で決まる

著者 :
  • 成美堂出版 (2008年6月6日発売)
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本棚登録 : 87
感想 : 11
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2015年8月6日読了。「安らぐ家」を作るための間取りその他のコツ・施主が注意すべき点などを解説する本。イラストのせいか、全体的に内容に「昭和感」があるというか、古い気がする…。2階LDKを「逆転タイプ」と称し「近所づきあいから遠ざかる」と切り捨てるなど、この人の感覚は現代の都心の住宅には適合していないんじゃないか?と疑問もわく。とはいえ、冬の寒気に冷やされた北側の窓から冷気が下に降りてくる「コールドドラフト」の注意、住宅内の東西/南北の通風を重視する、90度の方向転換を2回強いる動線は避ける、2階にも洗面台を設ける、などの指摘は参考になった。だが、北側壁に鏡を置いて南の日差しを反射させ室内に取り入れる・床暖房は壁の端までビッシリ敷設すべき、などの意見は取り入れるべきか、どうか。この人が断じるほど、現代の建築家は知識がないとは思えないがなあ…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2015年8月6日
読了日 : 2015年8月6日
本棚登録日 : 2015年8月6日

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