同著者の「戦前の怪談」を先日読んだが、それと被らずに他にもこれ程話を集めたのかと思うと頭が下がる。
とにかく沢山の話が時代や場所を取り混ぜて収録されているが、何となく似た題材のものは続けて並べるようにしてあるようだ。
怪談と言っても人を怖がらせる為に書いたのではなく、実際おこった事を記録したもの。
自分は「天井からぶらさがる足」のような現象系の話が好みだが、この本には幽霊が出た話も狐が化かす話も因縁話も収録されている。
著者の出身の為か、東京から西寄りの話が多い。
有名な、大蔵省の将門塚の話や泉鏡花等が参加した怪談会の話も入っていた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
戦前の本
- 感想投稿日 : 2019年4月27日
- 読了日 : 2019年4月27日
- 本棚登録日 : 2019年4月15日
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