女霊は誘う 文豪怪談傑作選・昭和篇 (ちくま文庫)

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本棚登録 : 51
レビュー : 3
八十三郎さん 怪談   読み終わった 

巻末の編者解説によると、この巻の目玉はアンソロジーで取り上げられ難いとされる中篇作品をふんだんに盛り込んだ点にあるようだが、僕にとっての目玉は永井荷風の「来訪者」と出会えたところにある。
荷風と平井呈一の間に起こった顛末を基に荷風が書いたもの。平井側からの作品として書かれた「真夜中の檻 」は既読だったので、荷風サイドの話も読めたというのが嬉しかった。
伊藤整はこれまで読んだことのなかった作家で、収録作が難物だったが他にどんなものを書いているのか気になった。それと、原民喜におぼろに抱いていた印象が変わった。

全体、怪談というよりは夢うつつのような幻想的な作品の比率が高く感じる巻。

レビュー投稿日
2012年11月13日
読了日
2012年11月13日
本棚登録日
2012年11月13日
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