借りたもの。
紹介されている香水はハイブランドの定番。それをどう使いこなすか…
ただ付けるだけ、香水に詳しい人のお薦め香水を紹介するだけの本ではなかった。
著者の香りの紹介に付随する数々のエピソードは、まるでプルースト効果……想起される記憶。それが香りの紹介を抽象的なものに留めず、血の通った皮膚の上で気化し、温かみのある香りとなって読み手に感じさせる。
この本で一番印象的だったエピソード。
相性の良い人の体臭は無臭に感じるという……
実体験として持っているので激しく共感。むしろ「本当だったんだ!」という衝撃。長年の疑問がついに晴れた一冊だった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年1月6日
- 読了日 : 2020年1月6日
- 本棚登録日 : 2019年12月2日
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