考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門 (幻冬舎新書)

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本棚登録 : 400
レビュー : 36
著者 :
亜綺羅さん 哲学   読み終わった 

借りたもの。
哲学対話についての本。
議論されている内容よりも、その行為が哲学だった。

ヨースタイン・ゴルデル『ソフィーの世界 哲学者からの不思議な手紙』( https://booklog.jp/item/1/4140802235 )のような特定の思想の話や哲学の歴史ではない。
疑問を持ち、それについて議論することが目的。
答えを見出だすことを目的としない。
プラトンが対話を推奨したことを思い出す。
数千年の時を経て、その真価が極東の島国に共有された模様。

グループセッションはディベートとは違うようだ。
北川達夫『図解 フィンランド・メソッド入門』( https://booklog.jp/item/1/4766783476 )に近い。
グローバル社会で求められる「ミクシ?(何故?)」という問い。
しかし、意見の是非を問うわけでも、中庸な解を導き出すのではない。
否定的ではダメ。人格否定は本末転倒。

この本の“考える”とはどうゆうことか?
マリリン・バーンズ『考える練習をしよう』( https://booklog.jp/item/1/4794919514 )が個人の内省になってしまうことに対し、対話という外に向かって発信することだった。
あくまでも議論をする――自分の意見を発信し、相手の意見に耳を傾ける――ことが目的。
それも対等に、相手に伝わるように。
それはまるで傾聴のようにも思える。

随所に日本の教育の問題点――というより、今までが詰め込み知識が前提で、応用が効かない勉強法だった――を指摘し、そもそも“考える”教育を怠っていたことを言及する。

後半は哲学対話の部ループセッションの方法論。

レビュー投稿日
2019年6月16日
読了日
2019年6月16日
本棚登録日
2019年5月31日
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