マンガ学―マンガによるマンガのためのマンガ理論

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レビュー : 15
亜綺羅さん 美術   読み終わった 

借りたもの。
マンガ(コミック)の“表現”を美術史や認知心理から読み解く学術書!その表現自体もマンガ形式!!
それは漫画家や読み手の視点・心理状態も絡めて、その可能性や奥深さを紐解いてゆく。
アメコミ、ヨーロッパのマンガが中心かと思いきや、その表現方法とは異なる日本のマンガからも、その奥深さを解明・解釈しようとしていた!
記号的表現、間を読む補完認知、時間の経過表現、ものの動き、擬音、色彩の効果、さらには漫画家の作風にまで……何気なく読んでいるマンガの中にある、多量な情報と、人間が複合的にそれらを処理していることがわかる。

日本もマンガに関する本は数多あれど、その物語性についての解釈、『解体新書』がほとんどだった。あるいはマンガの描き方。
この本は表現技法と読み手に与える作用を言及していることが面白い。
そのルーツを古代の壁画や画家たち、コラージュから比較検証する点も。

マンガはアートであり面白い。

レビュー投稿日
2019年3月9日
読了日
2019年3月9日
本棚登録日
2019年2月22日
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