だれにでもわかる NFTの解説書

著者 :
  • ライブパブリッシング (2021年11月8日発売)
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借りたもの。
Non-Fungible Token(非代替性トークン。“トークン”は文脈によって対象が異なる。認証、通貨など)を利用したデジタルデータ(画像、電子書籍、ゲームのコンテンツなど)の取引の仕組みと黎明期である現状について解説と事例の紹介。
投機を目的とした仮想通貨の話とは異なる視点をまとめている事が興味深かった。NFT技術によって、デジタルに関する様々な分野に希少性、オリジナリティが担保されビジネスとしても可能性が広がる期待が書かれている。

現在、NFTで使われている技術は主にイーサリウム。
デジタルデータで転売されても、オリジナルのクリエイターにお金が入るシステムを構築できる。
NFT技術を利用して、新しいNFT技術を構築する。
…などなど。

今は黎明期ゆえに、様々なプラットフォームの乱立、法整備が追い付いていないために起こっている混乱(アートはそれさえも楽しむ)の事例も紹介されている。
バンクシーのNFTアートは「オリジナルとは何か?」という疑問の一石を投じる。その後に、作品の所有権と著作権、商標権に絡む問題も発生……

挙げられている現象は、はやり話題性もあってかバブルなお金の話と現在の主たるプラットフォームの紹介。
著者自身‘IT屋なのでアートのことはよく分かりません(p.7)’と語っているように、アートとしての視点については語っていないため、「何故、デジタルデータに高値がつけられてとりひきされているのか?」についての深堀はされていない。「希少性」についての指摘はされているが。デジタルにおいて希少性を担保する指標となるのが、ブロックチェーン技術である、と。
私個人としては、芸術の“時代を象徴する側面”についても指摘して欲しかった。黎明期の作品が後世まで残る可能性は少ないから“希少性という付加価値への期待”からの投資、というのが大きいと思う。

『NFTとは何かをマンガでもわかりやすく解説、なぜデジタルデータに数億円の価値が付くのか?』
https://www.sbbit.jp/article/fj/60992 ( 2022/4/7確認 )

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年4月7日
読了日 : 2022年4月7日
本棚登録日 : 2022年3月31日

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