鹽壺の匙 (新潮文庫)

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本棚登録 : 324
レビュー : 30
著者 :
マイコプラズマさん  未設定  読み終わった 

冒頭からの数編、とくに「萬蔵の場合」読み難し。私小説の性格がおおきく出てしまい、おのれに肯定的すぎる姿勢がいけない。好かない。
おれはモテる
おれは某大学を出た秀才だ
おれが小説をひさぐ理由は…
なんて、俗っぽいエゴを感じさせる書き方は、態とか態とでないかは、わからないが、「世捨て」へと走らせたのはこのエゴに他ならないんじゃないかと邪推させてしまう。
「萬蔵の場合」では、おれが恋した女は特別でなきゃ、といった体で、櫻子の魅力がさまざまに語られるが、それが端からしたら、薄ら寒い。
おのれについて殆ど語らない2編「吃りの父が-」「塩壷の匙」は、★4つ。

レビュー投稿日
2009年1月8日
読了日
-
本棚登録日
2009年1月8日
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