事件のあとの「識者コメント」で出てくる郷原氏の「出世作」とも言える美濃加茂市長の事件の本です。
事件といっても、あまりにも事件にするのがいい加減な事件。
ターゲットにされた市長が、とてもまともな人だったこと、そして、よい弁護士がついたこと、いろんな偶然がないかぎり、「はめられた」結果になっていたことは想像に難くありません。
根っからの詐欺師、根っからの反社会的行動者は、確かに存在します。
まさかと思った瞬間、もうだまされているのかもしれません。それくらい巧妙な作り話を作ることができる人たちがいます。
テレビや週刊誌だけ見て真実を知ったような口をきいてはいけません。
そのことをしっかり気がつかせてくれる一冊になるでしょう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2018
- 感想投稿日 : 2018年5月30日
- 読了日 : 2018年5月30日
- 本棚登録日 : 2018年4月28日
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