ミカ・ワルタリ著『エジプト人』の抄訳版。
妖艶な美女ネフェルネフェルネフェルに財産も両親の命も奪われた医師シヌヘは、両親の亡骸を自らの手でミイラにすると失意の旅にでる・・・。
この前読んだマアトの法を尊重する誠実な世を目指してい前進する『太陽の王ラムセス』とは対照的に、神や人間に対して不信を持ち虚無的になって行く主人公の視点が印象に残ります。
解説を読むと原作は長く、くねくねとした話らしく読みにくそうだけど読んでみたいです。絶版なのが残念。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
外国文学小説
- 感想投稿日 : 2011年2月11日
- 読了日 : 2011年2月10日
- 本棚登録日 : 2011年2月9日
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コメント 2件
エリンさんのコメント
2019/02/03
E/pさんのコメント
2019/02/04