アニメ『ファンタジスタドール』の前日譚をSF小説で展開するのは理解できるとして、まさかの田山花袋風私小説!
いかにしてドールを開発するマッドサイエンティストが生まれたのかという話をそういう文体でやられると「少女病」とか「蒲団」とか思い出して楽しい(もっともあまりこの頃の小説読んでないので比べられるものがほかにないのだが)。
時代が進んでるのに文体が古いのは、パラレルワールドの日本語である、という雰囲気も出したかったのかもしれない。
後日『人間失格』を読んだら小説のフォーマットがよく似ていて、かなりそれを意識して書かれている事が分かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年2月20日
- 読了日 : 2014年2月20日
- 本棚登録日 : 2014年2月20日
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