ちびくろ・さんぼ ビッグ・ブック

  • 地方小出版流通センター (2006年11月15日発売)
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感想 : 1
5

<My Blogからの引用>
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年が離れた兄が2人いるので、子供のときには、自分の年頃の流行の絵本ではなく、若干古い絵本が家に置いてありました。

定番の「イソップ物語」とか「グリム童話」の絵本シリーズの中に混じって、奇妙な薄い1冊の絵本がありました。

「ちびくろサンボ」。。。

「ブルーナ」(決して「うさこちゃん」などではない!自分の年の流行は知らない)の絵、特に「ミッフィー」が子供の時から大好きだった。とにかく「うさぎ」、さらにシンプルで大胆な線と原色使い、日本にはないデザインとかっこよさを感じていた。

今思うと、この「ちびくろサンボ」も「ブルーナ」と同様な特徴を持ち、さらに大人心をくすぐる、ものすごいオシャレなデザインと話だよねー。

しかし、子供時代には、全然可愛くなく、なんか野蛮な印象を絵から抱いていた。
さらに話も、なぜトラがくるくる回ってバターになり、最後はホットケーキを食べるのか、突飛すぎてついて行けない。母親に「なんで、ホットケーキなの?」「なんで回るとバターなの?」と素朴な疑問をぶつけていた。

時代は経ち大人になって、「ちびくろサンボ」が黒人差別問題か何かで発売禁止となった、とNEWSで聞いた。その話を聞いて懐かしく、「あのちびくろサンボがー」と思っていたが、「是非再販してほしい」といった人達の声もきき、同じように思っている人もいるんだなーと感じた。

しかし、ファンの願いが叶い、また再販されたようである。

これは、子供向けの絵本ではあるが、一度子供の時に読み、それを20年後に再び読み返すと、違った印象が持てると思う。

そして、この「絵」でなければいけない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: その他本
感想投稿日 : 2010年1月7日
読了日 : 2010年1月7日
本棚登録日 : 2010年1月7日

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