骨音―池袋ウエストゲートパーク3 (文春文庫)

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本棚登録 : 4864
レビュー : 348
著者 :
阿野裕行さん 書籍   読み終わった 

東京丸の内口近辺から両国、そして門前仲町までの今回の散策。一眼レフを片手にとはいかず、Canon ixyと石田衣良「骨音」をバッグに忍ばせ散策した訳だ。

IWGPにはいきなりとんでもないNOUNがでてくる。今回は「カツシン」・・・どうやら勝新太郎らしい。面白いねえ、勝新と云えば僕らは「悪名」そして「兵隊やくざ」そして田宮二郎と続く訳だ。

内容はレイブ・ドラッグ等、僕らの知りうる事が出来ないundergroundな話なのに、前出の勝新や、キャンディーズのランちゃんが出てきてしまう、おじさんにこのシリーズが受けるのも分かる気がする。

子供も大人も上手に転んで、”転び方の練習”をしておかなければならないと云うのが僕の持論だ。転び方を知っていると、自分が傷つく程度を最小に抑えられるというmeritが有ると同時に、人の痛みを知ると云う、根本に繋がるからだ。そんな意味でもIWGPには意味がある。

今回の「骨音」のなかの最後の物語「西口ミッドサマー狂乱」では「自分の足で立つこと。」と云う行がある。これって僕が日々思っている事だ。

人間は一人じゃあ生きていけない、でも自分一人で立ち上がらなきゃ尚更生き続ける事は難しくなる。どんなに下から支えても、どんなに上から手を差し伸べても本人が背筋を伸ばし手を上にあげなきゃどうしようもないものね。出来る事なら背筋を伸ばして生きたいものだ。

石田衣良・・・骨音・・・書評 85点

レビュー投稿日
2011年8月22日
読了日
2011年8月22日
本棚登録日
2011年8月13日
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