年を取って死を迎える時が来たら病院で看取るのが当たり前。
病気でもないのに無理な延命措置をして、経鼻栄養、経管栄養、胃瘻などで徒らに患者に苦しみを与えるのには反対、昔のように自宅で「食べられなくなったら枯れるように死ぬ」のが良い、というポリシーの医師の妻が書いた著作。
確かに意識もないのに栄養だけ与えられて生物学的に生きているだけ、という状態になるのは本人も家族も辛いだろう。
しかし、家族の気持ち、本人の意志によってはやむを得ない場合もあるのではないか。
誰にでも訪れる可能性のある状況だけに、色々と考えさせられた。
読書状況:読み終わった
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評論
- 感想投稿日 : 2014年12月2日
- 読了日 : 2014年12月2日
- 本棚登録日 : 2014年12月2日
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