苦手だった同級生。久しぶりに会った友人。母親。夫。妻。
距離の遠い近いはあるけれど、どれも人の「死」を集めた短編集。
いつかやってきて、誰もが迎える「その日」。
来てほしくない、でも受け入れなければならない、大切な人の死。それが身近になった時、人はどんなことを思い、何を願うのか。
個人的な事情もあり、悲しくて寂しくて感動した。何度も感情がシンクロして泣いた。
ずっと避けたくて逃げたかった日。実際に迎えたら、想像しなかった感情がたくさん出てきた日。
これからの人生で、いろんな人の死を感じることが増えるだろうけれど、その時その時で思うことが違うはず。
繰り返して読みたい一冊だった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年12月25日
- 読了日 : 2012年12月25日
- 本棚登録日 : 2012年12月25日
みんなの感想をみる