敗者のゲーム〈原著第6版〉

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本棚登録 : 545
レビュー : 34
制作 : 鹿毛 雄二 
a0019447さん 名著   読み終わった 

投資に関する名著。アクティブファンドの勝率は低く、インデックスファンドを推奨する一冊。各種データも豊富。
金融機関とのかかわり方、コストの考え方、401kの活用法、老後の資産運用法など各切り口からの記載もある。
<メモ>
・プロのテニスは勝つために行ったプレーで結果が決まる「勝者のゲーム」であるのに対し、アマチュアのテニスは敗者がミスを重ねることによって決まる「敗者のゲーム」。戦争も他の条件が等しければ戦略上のミスを最小にするほうが勝つ敗者のゲーム。ゴルフも同じ。
・そもそも投資はゼロサムゲーム以下の全体としてはマイナスとなるネガティブサムゲーム。手数料やマーケットインパクトなどを考慮すれば、全体としてはマイナスサム。
・長期的には運用成績は平均へ回帰する。投資で成功するうえでの最大の課題は感情をコントロールすること。
・投資の成功は投資家の知的能力と情緒面の能力に依存する。知的能力とは財務諸表分析能力、情報収集と活用、個別情報を判断資料に統合する能力である。情緒的能力とは、市場の暴騰・暴落といった極端な場面で冷静さを保ち合理的な判断をなしうる自己抑制能力である。
・インデックスファンドに代わるものとしてはETF。定期投資には向かないが、保有のコストはすごく低い。
・効率性が落ちる市場では、アクティブ運用が勝つ可能性も出てくる。
・回避できないリスクは市場全体に固有のリスク。
・年に一度、時間をかけて自らの長期運用目的、財産状況、支払い責任、目標と比較した運用実績などを検討することで、投資の目標達成に一歩近づく。資産配分実績をチェックし、基本方針とのずれを修正する機会となる。自分の全体の財務状況も検討すべき。

レビュー投稿日
2015年8月23日
読了日
2015年8月23日
本棚登録日
2015年8月23日
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