BUTTER

3.62
  • (2)
  • (5)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 36
レビュー : 5
著者 :
土鳩さん 小説その他   読み終わった 

女性記者が、三名の男性の連続変死事件の被告人に対して面会・取材を続けていく話。

前半~中盤はとにかくバターを使った料理の描写が本当美味しそう。

「蜜蜂と遠雷」が聴覚の想像をかきたてる話なら、この作品は味覚の想像をかきたてる話。

他方で、男性の死が周りにつきまとう被告人のバックグラウンドを追うなかで、被告人に感化されていく主人公たち。

なまじ被告人の放つ食べ物の誘惑が強いだけに、色々ハラハラするし、心理描写も粘性が高く、重い。

飯テロ要素を差し引けば、心を抉る系の作品として「ポイズンドーター・ホーリーマザー」「海の見える理髪店」になんとなく似てるかな、という印象。

食べ物描写と登場人物の女性観が見事に溶け合って作品として秀逸だと思う。

レビュー投稿日
2017年7月2日
読了日
2017年7月2日
本棚登録日
2017年7月2日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『BUTTER』のレビューをもっとみる

『BUTTER』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

『BUTTER』に土鳩さんがつけたタグ

ツイートする