痴人の愛 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1947年11月12日発売)
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全集で「痴人の愛」のみ読んだ。28の譲治は、15の少女ナオミに一目惚れし、引き取って自分好みの女性に育てようとするが、いつのまにかナオミに翻弄されていく。はじめは譲治に対してそれはあかんやろ、と思っていたが、途中からはナオミに対してもおいおい、という気持ちで、もうどう読み進めればいいのか。なんやかんやでお似合いの二人。瀬戸内寂聴曰く、ナオミのモデルになったせい子は、宮崎が毎月お金を送ってきていたことに対し「十五の時の私をやっちゃったのよ。犯罪でしょ。いくらむしり取っても大丈夫」と言っていたそう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2018年1月7日
読了日 : 2018年1月7日
本棚登録日 : 2018年1月7日

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