貞観政要のエッセンスを筆者の体験も交えてわかりやすく解説。一番大きなポイントは、結局のところ完全でありえない人間であるリーダーにとって、太宗にとっての魏徴(諫議大夫)のように直言してくれる人を持つこと、そしてそれを受け入れて生かす器量を持つこと。そして、三つの鏡(銅の鏡、歴史の鏡、人の鏡)から気付きを得ること(自らを顧み、歴史に学び、直言も含む人の行動から学ぶ)。原文を読んだことはないが、本書は読みやすく、筆者の経験が現代的な文脈での理解を助けてくれる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2020年7月4日
- 読了日 : 2020年7月1日
- 本棚登録日 : 2020年7月2日
みんなの感想をみる