大学の米文学史の授業で出会った本書。15年ぶりの再読だったのと、コールタールに羽毛の私刑が強烈に印象に残っていたため、内容をまったく覚えていなかった。当時の感覚でいうとコメディ味溢れる冒険譚だったんだろうか。トムが無茶苦茶過ぎて、一歩間違えばジムは死ぬか不幸な末路を辿っただろう。トムの性質というより、子どもの頃はごっこ遊びにも妙なこだわりを持って遊んでたことを思い出した。
現代の感覚でハックの勇気ある決断を褒め称えるのは簡単だが、当時の絶対的正義に背き自分の心の声に従うことは並大抵の覚悟では成し得なかっただろう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
児童書
- 感想投稿日 : 2022年9月26日
- 読了日 : 2007年5月23日
- 本棚登録日 : 2021年4月17日
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