東野圭吾さんの長編小説。
ガリレオ・加賀恭一郎・天下一大五郎・マスカレードシリーズと同じ新たなシリーズものでとても面白かったです。今までのシリーズもののキャラクターでは、腹黒くイリーガルなキャラクターだと思いました。マジシャンとしてのテクニック・話術を生かし警察を出し抜いていく姿はダークヒーロー感があるなと思いました。彼がなぜアメリカから帰国したのかなど彼の素性にはまだ謎なところもあるので次の短編集で明かされていくのかなと思います。
ストーリーも父親の死の真相に迫っていく過程が一つ一つ事実を積み上げて行く過程が東野さんらしく、真相発覚の所がとても納得できるものだと感じました。
コロナ禍の描写も当時とほぼ変わらず、それによって起きる計画の頓挫や、夫婦関係の変化など、記憶に新しい話題が多く読みやすいと思いました。
令和に東野先生に生み出されたこのキャラクターの活躍がとても楽しみです。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
神尾武史:津田健次郎
神尾真世:水瀬いのり
中條健太:細谷佳正
原口浩平:杉田智和
釘宮克樹:内田雄馬
九重梨々香:内田真礼
池永桃子:徳井青空
池永良輔:梅原裕一郎
柏木広大:小西克幸
沼川:小野友樹
牧原:石川界人
木暮刑事:青山穣
柿谷刑事:稲田徹
前田刑事:福島潤
津久見直也:榎木淳弥
森脇敦美:石見舞菜香
杉下:江口拓也
神尾英一:池田秀一
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー小説
- 感想投稿日 : 2023年12月2日
- 読了日 : 2023年12月2日
- 本棚登録日 : 2023年10月27日
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