「方舟」に次いで直ぐに読んだ作品。装丁やクローズド・サークルなどの設定で共通点が多い作品ということもあり、直ぐに読むことにしました。
前回の方舟は最後の衝撃的な結末を楽しむ感じだったのが、今回は戒律に護られた状態で犯人を推理しないという状況に置くのはとても面白い設定だなと思いました。極限状態の中でどれだけ人の価値観が変わっていくのかがとても面白かったです。
そして最後の最後で、探偵役=真犯人・語り部=共犯者という構図が読者に提示されていくのがとても興奮したし、さらにその先の衝撃は予想できずに、はっきりと示さずに前作と繋げてくるのがとても面白かったです。
どのような感じなのかは是非読んでみて確認してみてください。
そして最後にこの本を全て読み終えた後にネタバレサイトの青柳先生の解説を読むことをお勧めします。様々な発見があると思うので。
この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
大室里英:黒沢ともよ
大室父:森川智之
沢村:杉田智和
草下:三宅健太
野村:甲斐田裕子
藤原:石川界人
小山内:小西克幸
矢野口:山路和弘
綾川:Lynn/石見舞菜香
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー小説
- 感想投稿日 : 2024年1月2日
- 読了日 : 2024年1月2日
- 本棚登録日 : 2023年10月17日
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