氷上のフェニックス (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2020年12月24日発売)
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本棚登録 : 51
感想 : 5
4

著者は、オリンピックメダリストの髙橋大輔選手や宇野昌磨選手を取材したスポーツライター

主人公、星野翔平が使用している曲は実際に大ちゃんが使用した曲? そうでないのもあるのかな?
ケガは、大ちゃんと一緒?

パラレルワールド的に書かれたとのこと

翔平の性格は、誰要素がつよいんだろう?
凌太は、こんな選手いるだろうなあーとか
海外の選手についても、いろいろ想像しながら読めて楽しかった。

ただ観るの(しかも詳しくわかってない)好きなだけのファンの私には
大好きなフィギュアスケートの世界の裏側を少し垣間見れることができて
すごく楽しく読めた♡


●印象に残ったメンタルトレーナー夏八木廣との会話

カウンセリング
 会話をするだけ。真剣に話を聞き、それについて答える。正解は提示しない。

居心地のよい殻の内側にいると、不安や恐怖は増幅しやすい。それはいつか敵意に成り代わって、人をねたんだり、ひがんだりする → SNSの世界はそのひとつ

長いスパンで、じっくりと物語を作る。迷ったら、目の前の今だけが真実だと思うこと。君だけの今を、何度も何度も繰り返す。今を堪能し、満喫する。今がなかったら、未来もない。そこで、終わりだ
迷っていい。そこで、今できていることを見つめる。目の前の今をゆがめない

いつも己に矢印を向ける。誰がどうだ、という比較をしない。比較するときは敬意に満ちていて、負けられない、という感情も奥底に沈めていた。
いつも第三者の目で自分を見つめているよう

●波多野コーチからの手紙から
新渡戸稲造のベストセラー『武士道』の一節
 「義」 = 「正しい道」 を行くこと。様々な誘惑や妥協に、「勇」敢に挑み、困難を打ち払う。その道において、ためらいや恐怖は敵となる。その恐怖に勝って我が道を行く人は、「仁」の心を持てる。「仁」とは、優しさや慈悲深さ。
そして「仁」の心を持つ者は、「礼」や「誠」を自然に身につけられる。他者を尊敬すると、言動一つひとつに表出する。自分の立場を突き詰めて相手の立場を想像し、おもんばかれる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年8月3日
読了日 : 2021年7月31日
本棚登録日 : 2021年5月29日

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