ヴィヨンの妻 (新潮文庫)

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本棚登録 : 4846
レビュー : 456
著者 :
ayacopinさん 小説   読み終わった 

出てくる男が本当に人でなしで,どうしようもないクズ.
それを懸命に支える妻が幼気で美しく描かれているけど,まさに男から見た理想の妻という感じがしてとても嫌.都合良すぎない?!
という訳で,本当に好きになれない話ではあるんだけど,「そうならざるを得ない」心理を察すると,やはり流石太宰と言わざるを得ない.

■ ヴィヨンの妻
最後の「人非人でもいいじゃないの.私たちは,生きていさえすればいいのよ」の台詞の重さ.
あんなに苦労しているのに,否,苦労しているからこそなのかもしれないけど,達観したこの台詞が大好き.とてつもない強さを感じる.

レビュー投稿日
2017年4月8日
読了日
2017年4月5日
本棚登録日
2017年4月5日
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